昨日に比べて気温は低い(湿度も?)ものの、今日も朝からいい天気・・・・・
そーなると、トンボさんが気になります。昨年の初観察は4月19日、一昨年は4月26日でした。
「そろそろ、羽化したかな?」で、いつもの沼へ行って参りました。
 
この冬、いつもの沼周辺は、トラスト指定により整備工事がおこなわれていて、正直言って「野趣」が薄らいでしまいました。昨夏まで、イトトンボの多く出る付近も、遊歩道のようなものができてしまい、その道沿いに水路が掘られてしまいました。水路自体に常に水があれば、それなりにトンボも復活するでしょうが、この水路が周辺の軟弱(ぐちゃぐちゃ)の地面の水分を集めてしまう可能性があります。沼周辺は、見事な葦原でしたが、この生育も微妙な気がします。トラスト化されて、むやみな開発等の心配はなくなりましたが、生物の生育環境が変化したことに間違いはありません。
 
トラスト指定されていない、下沼付近も周囲を歩きました。ここは、夏場足場が悪くて、沼縁に近づくことが出来なくなります。沼の水面を見渡せるのも冬~初夏にかけてだけです。こちらは、数十年前までは、スイレンや水草が多数あって、トンボには絶好の棲家でした。今は、流れ込む土砂のために沼底が上昇してしまい、状態はかなり悪いです。今回のトラスト指定からも外れたので、今後どーなるのかがとても心配です。
 
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沼縁に沈んだボートの腹で、甲羅干しをする「ミシシッピーアカミミガメ」
縁日やお祭りで売っている「ミドリガメ」の育ったものです。外来生物の代表選手で、この沼でも数を増やしています。私がそーっと覗いたときには、ボートの上に他に「イシガメ」や「クサガメ」ものっていたのですが、カメラを構えた瞬間に他は、慌てて水に逃げました。
 
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足元では、フナやコイが多数、水面をバシャバシャとでかい水しぶきをあげていました。
「のっこみ」と呼ぶ、フナ・コイの産卵風景です。投網をうったら、一網打尽になると思える光景です。
 
沼周辺を、ぐるっと1周しましたが、トンボの姿はありませんでした。
そこで、昨年もいつもの沼よりも一足先に羽化が観察できた別の沼へ行きました。ここは、いつもの沼から南西へ3kほどのところにあるやはり「谷地沼」です。規模は小さいですが、水質はいつもの沼よりよく、希少なトンボも生息しています。昨年の梅雨の間中、「アオヤンマ」を追ったのもこの沼です。
 
いました。
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アジアイトトンボ ♂
羽化数日ってところでしょうか?この季節になると、「シオヤトンボ」なども他所では見られるのですが、この沼にもいません。私のシーズン初トンボは、いつもこの「アジアイトトンボ」です。
多数います。この数日の間にいっせいに羽化したようです。
 
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こちらは、♀。
♀は、確認した全てがこの「赤色」をしていました。この後、赤色から黄緑色に変わっていきます。ほんの数日で赤色期間は終わるそーです。羽化後、トンボは食欲旺盛です。水面近くよりも少し離れた草ムラで、小さい虫をせっせと捕まえては食べまくります。彼女もユスリカか何かを無心で食べてます。
 
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おそらく、今朝羽化した♀。
まだ、赤色が鮮明になっていません。翅の色もぼやけています。羽化したてだと思われます。色が固まり、翅もしっかりすると、すぐに捕虫し始めます。