今朝の暑さには堪えました・・・
金曜・土曜と連ちゃんの飲み会の影響でしょうか・・・・
いつもの沼は、靄がかかっていて蒸し暑い・・風もない・・・・
先日、目撃したオオギンヤンマらしきを求めて飛翔狙いで水辺にいたのですが・・・・
収穫 ゼロ!!!でした・・・・・・・
そこで、今の時期は数が減っていますが、このログにのせたことのないイトトンボの画像でも・・・

いつもの沼で、絶対多数をしめるのが、このセスジイトトンボです。
沼の流水路から、南側、南西部、北部の芦原からグチョグチョ底なし沼状態全域に生息しています。
全長3cmぐらい
背中の筋・眼後紋・尾端形状をよーく見ておいてください。
 
 
 
 

こちらも、セスジイトトンボの♂です。
前額の三日月状の黒い斑紋が特徴。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何故?いまさらクロイトトンボ属かといいますと、今の時期あまりいないのです
トンボには、年間に何度か羽化をするものと、1年に1度しか羽化しないものにわかれます。
このクロイトトンボ属は、おそらく、2回するといわれています。
1回目は、5月から6月の初夏、2回目は夏の終わりから初秋にかけてです。
初夏に羽化する個体は冬の間、ヤゴですごしています。初夏に羽化して相手を見つけて交尾して産卵・・・
その卵からヤゴになって夏の終わりに羽化してそれが交尾して産卵、おそらく秋にヤゴになって冬の間ゆっくりそだったヤゴが羽化して・・・の繰り返しです。
と言うわけで、今は、初夏羽化したかれらの子供が育っている時期なのです。

オオイトトンボ♂
オオイトトンボはいないと思っていました。昨年は、1匹もみることが出来なかったからです。
沼の南西部、北方の蛍の池にいました。
眼後紋の大きさ、背中の筋の模様、尾端形状、
後頭条等、違いがわかるでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 

前額には、三日月状の斑紋がありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オオイトトンボとセスジイトトンボの同定は、かなり紛らわしいです。そのほかに、ムスジイトトンボと言うさらにやっかいにしてしまう種があります。いつもの沼に、生息はありません。セスジ・オオイト・ムスジの生息条件はほぼ、一緒ですが、混在していることはあまり無いといわれています。(特に、ムスジとセスジ)
しかしながら、いつもの沼には、オオイトとセスジが同居しています。
 

クロイトトンボ♂
成熟すると、身体に粉をふくので、同定は容易ですが、未成熟な間は、ちょっとわかりづらいです。
クロイトと言う名前ほど、黒くありません。
先の2種に比べたら、黒が多いかな?って程度です。先に2種より、ちょっと細めで小ぶりです。
胸側面の黒筋の太さ、眼後紋の大きさ、後頭条が無い、尾端形状など、わかりますか?
 
 
 
 

ちょっと粉ふき始めです。
背中や腹の黒紋の広さには、個体差があるのがわかるでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上記6枚の写真は、いづれも今年の5月~6月にかけて、いつもの沼で撮影したものです。
先にふれた、初夏羽化した成虫達です。♂ばかりのせましたが、♀はもっと識別大変なんですよ・・・・・