現状の黒浜沼を見て、理想の環境をあげさせていただきます。

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平成30年1月                     グーグルアースより

まず、現況から
① 林が伐採され、太陽光発電設備が設置されました。
⑬ ほとんどが休耕田になりました、放置しておくとどんどん乾燥し草原になります。
⑭ 風前の灯火です。お金があったらしゅんせつしたい。
⑧ トラスト地に一部なっていますが、施策とした水田を続けています。
⑦は、乾燥化の歯止めをかけたい。芦原上に迷路のような水の通り道をつくって循環させるのが理想です。

上沼水面 ミドリガメの捕獲作戦が始まっています。ずっとやり続けて増えないようにしたら、水草を復活させたい。ハスも観光的には目立ちますが、ヒシや金魚藻のような水草がいいです。黒浜沼からの流水路(新堀排水路)には、今年ヒシが復活しましたので、頃合をみて上沼にすこし移植しようと思ってマス。

(1)沼全体の乾燥化が進んでいるのが課題です。
絞り水があった部分が埋め立てられたり、あっても途中休耕田化の影響で沼まで到達しなかったり、
①上沼北側の芦原は定期的な芦刈を実施するとともに、芦原内に迷路上の水の通り道を作って、ホタルの里から発した水を流し続けるか上沼から組み上げて循環させる必要がある。
②上沼西岸の乾燥化がもっとも激しい。稲作されていた頃の水路はまだ残っているので、それを利用して夏場だけでも水を流したい。
③トラスト指定されて開発の危機を逃れたのは、低地だった部分のみなので周辺の林畑等の宅地化が進むと絞り水・湧水の減少につながる。
④芦原内の遊歩道の側には、溝がほられていて水路状になってはいるが、おのおの独立していて、雨の状況しだいでは乾燥しきってしまうことも多い。常に水があるような状況にうまく循環させる策や、沼本体とつなげるなどの策が大事。
芦原内の水分をこの溝が集めてしまうという懸念もある。早急に策が必要。

(2)下沼は、⑫エリアの埋め立て土砂の流入を防ぐ、途中に小規模な砂防堤をつくって、定期的にそこで土砂を取り除く。枯れ草の沈積による水面の減少も顕著なので、しゅんせつするのが一番効果的(莫大なカネ)。
たまった泥内には今もオニバスの種等がある可能性が高く、加須・羽生・行田のように復活させることも可能だと思う。
⑬エリアの休耕田化も沼の乾燥に拍車をかける。稲作工作の継続が望ましいが、減反・後継者不足などで、無理な場合は、地権者の許可を得て、水だけでも流し続けることが大事。幸いに、山本家の屋敷林から結構な絞り水がでている箇所があるので、水路を引くだけでも効果的。

(3)上沼 下水道の完備によって家庭雑俳水の流入がなくなってから久しく、予想以上に水質はいい。沼底に溜まった悪かった頃のヘドロなどが課題。ハスが一斉に枯れたのもその影響があるかもしれない。外来種のカメの駆除は始まったばかりだが、既に効果が現れてきているようにも見える。挺水植物などの復活を目指すためには、引き続き駆除し続けて、植物自体は移植しなけらばならないかもしれない。
釣り人のマナーは相変わらず悪い、ゴミのポイ捨て等は流石に減ったが、勝手な足場の設置、釣り場所の工事(草木の伐採や水草の駆除)が横行している現状なので、対策が望ましい。